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『怪傑ハリマオ』/ヒーローもの

民謡系の昭和歌謡で、小林旭と三橋美智也は外せないですよね。

2人の違いは
小林旭はルーツが民謡、三橋美智也はずっと民謡
って感じでしょうか。

小林旭は、特徴が分かりやすいので
映画『大暴れ風来坊』 (1960)の主題歌。



三橋美智也は、いきなりこれを出すのもどうかと思いますが
『快傑ハリマオ』の主題歌。
1960年から1961年にかけて放映された「テレビ映画」です。



なぜ「ハリマオ」かと言うと、映像が面白かったのと、
歌詞です。

歌詞のなかに「正しい者に味方する」とあります。
ハリマオ=「正しい者」ではなく、つまり「正義」ではなく、
「味方する人」という設定です。

これには「元ネタ」がありまして、
川内康範・原作の「月光仮面」であります。
主題歌の作詞も川内康範。
歌詞のなかに「正義の味方」が出てきます。
1958年から1959年に放映された「連続テレビ映画」です。



(以下、脱線気味な話)

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by sunra-cloudy | 2014-03-30 00:16 | 音楽

都はるみ/昭和歌謡

YouTubeで時々、昭和歌謡の映像を視てます。
オッサンですからね、昭和歌謡は娯楽の王道であります。

で、数ある昭和歌謡動画の中から、ベスト10入り確実なのは、
都はるみの「アンコ椿は恋の花」。
声が凄すぎます。
1969年の映像。画質は悪いです。



この声(歌い方)の根っこにあるのは、浪曲と民謡ですよね。
子供の頃に習ったそうです。

同じく根っこが民謡で、都はるみに憧れていたのが
西川峰子。
デビュー曲の「あなたにあげる」。1974年。



1970年代の浪曲系出身だと、やはり藤圭子と内藤やす子でしょうか。

続きは改めて書きます。
by sunra-cloudy | 2014-03-28 00:32 | 音楽

渚ゆう子/ファンの愛情

「京都の恋」はベンチャーズのヒット曲です。
1970年ですね。
もちろんベンチャーズですから、インストの曲だったんですけど、
同じ年に日本語歌詞がつきまして、
渚ゆう子が歌い、これも大ヒットしました。

まずは渚ゆう子の映像です。
1970年当時の映像です。



いいですよねぇ♪

で、この映像を元に、
ベンチャーズの演奏映像を合体させ、
歌と演奏がズレるところは画像処理で調整、
さらに、2つの映像をなじませるために画質を落とす、
という愛情抜きにはできない作業をやった方がいます。
この映像です。



素晴らしいですよね。
再生回数も100万回を超えてます。

だけど……。
「渚ゆうこ」ではなく、「渚ゆう子」ですよね。
タイトルで名前を間違えてるところが、
また味わい深いです。
by sunra-cloudy | 2014-03-26 22:55 | 音楽

Julius Hemphill

ブログ仲間のグリニッチさんと、バンドの要はドラムだ、なんて遣り取りをしていて、
思い出したのがジュリアス・ヘンフィル/asの『クーンビドネス('Coon Bid'ness)』。
1975年にアメリカのアリスタ・レーベルから発売されました。
音楽ジャンルで言うと、「フリージャズ」になります。

実は、録音年の違う曲が収録されており、その結果、
2人のドラマーの演奏が聴けます。
バリー・アリトシュル(Barry Altschul)と
フィリップ・ウィルソン(Philip Wilson)。

フリージャズ・ファン以外には、あまり知られていません。
いや、まるで知名度がないと言ったほうがいいです。
2人ともいいドラマーなんですけどね。

バリー・アリトシュルは、ポール・ブレイ/p、チック・コリア/p、デイブ・ホランド/bらとの
共演が知られています。

フィリップ・ウィルソンは、アート・アンサンブル・オブ・シカゴと交流があり、
その一方で、ポール・バターフィールド・ブルース・バンドのドラマー、
という変わった経歴の持ち主。
バターフィールドのメンバーとして、1969年のウッドストックにも出演してます。

『クーンビドネス』収録の「skin」は音が飛び交う演奏で、
音を変化させる、バリー・アリトシュル。
「Hard Blues」はアルトとトランペットのソロを、ゆったり聴かせる演奏で、
音数の少ない、フィリップ・ウィルソン。

「skin」




「Hard Blues」(録音のせいか音が揺れるところがあります)



演奏メンバーを書いておきますね。
編成が面白いのです。
(以下、マニア向けです)

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by sunra-cloudy | 2014-03-25 01:09 | 音楽

Bo Diddley/Captain Beefheart/Can

キング・オブ・ロックンロールと言えば、
チャック・ベリー、リトル・リチャード、ボ・ディドリー(Bo Diddley)、
この3人で決まりでしょう。

ま、ビル・ヘイリー、バディ・ホリー、エルビス・プレスリー、
カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス
の名前も出てきそうですけどね。
私も嫌いではありません。かなり聴きました。
後のロックに大きな影響を残した人たちです。

でも、
今回はボ・ディドリー。
映像収録は1965年のようです。
ボ・ディドリーがデビューしたのは、1950年代です。

無敵のジャングル・ビート。



で、
ボ・ディドリーに影響を受けたのがキャプテン・ビーフハート(Captain Beefheart)。
シカゴ・ブルースのハウリン・ウルフやマディ・ウォーターズの影響もありますが
このリズムはボ・ディドリーです。
ちなみに
キャプテン・ビーフハートは、前衛派のロックで語られることが多い人です。

1967年発売の
『Safe as Milk』から「Mirror Man」。



さらに、
この「Mirror Man」に影響を受けたと思われるのが
ジャーマン・プログレのカン(Can)。
旧西ドイツの実験音楽的なロック・バンドです。

1969年発売の
『Monster Movie』から「Yoo Doo Right」。



ボ・ディドリーからカンにつながってしまうところが
音楽のもつ面白さですよね。
by sunra-cloudy | 2014-03-21 01:23 | 音楽

ハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)

たまには写真をアップしようと思ったのですが、
なぜか表示されず、諦めました。
ブルースの続きにします。

シカゴ・ブルースの大物ハウリン・ウルフ(1910年〜1976年)。
名前も、顔も、声も、怖い方です。

代表曲のひとつに「キリング・フロアー(Killing Floor)」があります。



ブルース・ミュージシャンのアルバート・キング(Albert King)が
この曲をカバーしています。
アルバート・キングはチョーキング奏法を得意としており、
ブルース、ロックのギターリストに大きな影響を与えました。



これも、いい演奏ですよね。
写真を見れば分かるように、ギターの構え方が左です。
左利きなんです。
ギターはギブソンのフライングVを愛用してました。

で、左構えつながりで、
ジミ・ヘンドリックスによる「キリング・フロアー」のカバー。



何も言うことはないですよね。
ジミヘンって、別格な感じがします。

最後に、レッド・ツェッペリンによるカバー。
ツェッペリンのセカンド・アルバム収録「レモン・ソング」は
「キリング・フロアー」が原曲です。
曲名を変えてるので「盗作」とされることもありますが、
「盗作」は言い過ぎな気がします。
クレジットの問題で解決すると思うんですけどね。

1969年フィルモア・ウエストのブート音源。
冒頭で「ラララ〜♪」が入るのは、
ポール・バターフィールドが「キリング・フロアー」をカバーした時の、
アイデアだったと思います。色々とパクってます。



でも、こうして聴くと、どの演奏もそれぞれの個性が出ていて
凄くいいですよね。

ハウリン・ウルフの話は、改めて書きます。
by sunra-cloudy | 2014-03-20 02:01 | 音楽

トミー・ジョンソン(Tommy Johnson)

広い括りで言うとデルタ・ブルース、
狭い括りで言うとジャクソン・ブルース、
のミュージシャンです。

ブルースには地域的な特徴があり、
シカゴ・ブルースやテキサス・ブルースなどに分けられます。

ジャクソン・ブルースは、ミシシッピ州ジャクソン市のミュージシャンたちを指し
トミー・ジョンソンとイシュマン・ブレイシーが知られています。
第二次世界大戦以前の人たちなので、アコースティックな「戦前のブルース」です。

その後、アメリカの産業構造の変化に伴い、南部の黒人が北部へと移動し、
シカゴでシカゴ・ブルースが生まれました。
多くのロック・ミュージシャンに影響を与えた、
マディ・ウォーターズが代表的な存在です。
シカゴ・ブルースは、エレキ・ギターを使う「戦後のブルース」です。

トミー・ジョンソンは1896年生まれ、1956年に亡くなりました。
日本の元号だと、明治29年から昭和31年です。
なんだか激動の時代を生きた感じがしますよね。

生涯に残した録音は20曲弱。
いずれも1928年と1929年の録音です。

代表曲は「ビッグ・ロード・ブルース」と「キャンド・ヒート・ブルース」かなぁ……。

「キャンド・ヒート・ブルース」です。



ロック・バンド「キャンド・ヒート」のバンド名は、この曲からきています。
メンバーのアル・ウイルソンらが、デルタ・ブルースの研究家だったのです。

下の映像はウッドストック(1969年)のキャンド・ヒート。
デルタ・ブルースに影響を受けてるのが分かりますよ。

キャンド・ヒートにはヴォーカルが2人いました。
高いほうの声がアル・ウイルソン、低いほうの声がボブ・ハイトです。
ボブ・ハイトは、この映像ではブルース・ハープを吹いてます。



ところで、
知ってる人は知ってる小ネタです。
アル・ウイルソンの実兄は、ベンチャーズのドン・ウィルソン/g。
キャンド・ヒートのベース奏者ラリー・テイラーの実兄がメル・テイラー/dsで、
これまたベンチャーズのメンバーであります。

音楽からすると、
兄がやや真面目でベンチャーズ、
弟がヤンチャでキャンド・ヒートって感じですかね。
by sunra-cloudy | 2014-03-19 00:18 | 音楽

Bobo Thomas

ボボ・トーマス。
生没年不詳、経歴も分かっていません。
フルネームは、Andrew "Bobo" Thomas。
ブルース・ミュージシャンで、
「キャットフィッシュ・ブルース(Catfish Blues)」の作曲者です。
ジミヘンをはじめ、多くのミュージシャンがカバーしています。

音源は1951年の録音。
ハーモニカがサニー・ボーイ・ウィリアムソンII(セカンド)。
ロック・ファンにはヤードバーズやアニマルズとの共演で有名なほうの、
サニー・ボーイです。



ところで、
この「キャットフィッシュ・ブルース」は、
エルモア・ジェイムスの録音と言われてました。

エルモア・ジェイムスは、ブルース・ファンやギター・ファンなら
誰もが知っているスライド・ギターの名手です。

一番有名な曲が
1951年録音の「ダスト・マイ・ブルーム(Dust My Broom)」。
SP盤のB面が、「キャットフィッシュ・ブルース」ですが
実際に歌ったのはボボ・トーマスでした。

なぜ、そうなったのか、借金返済説もありますが、経緯は分かりません。
エルモア・ジェイムスの名前だって、「Elmore」ではなく「Elmo」だし、
謎が多いのであります。

エルモアの「ダスト・マイ・ブルーム」です。



これは、ジミヘンの「キャットフィッシュ・ブルース」。


by sunra-cloudy | 2014-03-18 00:28 | 音楽

Magic Sam/Earl Hooker

マジック・サムはシカゴ・ブルースのミュージシャンで、
41歳で亡くなりましたが、彼が生きていればシカゴ・ブルースが変わった、
とまで言われる人です。

マジック・サムの映像はかなり珍しいです。
1969年ヨーロッパでの演奏。



で、その時マジック・サムが弾いていたギターの持ち主が、
アール・フッカー。
ジョン・リー・フッカーの従兄弟です。

同じく1969年ヨーロッパの映像。
ジミ・ヘンの真似をしているところがオチャメですよね。
ギターは日本製のレスポールだそうです。
いい音してるなぁ。





マジック・サムはこの年に、
アール・フッカーは翌1970年に亡くなるのですが、
とてもそうは思えない演奏ですよね。
ドラムは、当然サム・レイであります。
by sunra-cloudy | 2014-03-15 02:59 | 音楽

Third Ear Band

サード・イヤー・バンド。
1960年代後期に、イギリスで結成されたバンドです。
当時、国内盤LPが出たこともあります。
しかし、プログレ・ロックとして紹介されたため
ほとんど話題になりませんでした。

映像を見れば分かるのですが、室内楽的民族音楽、といった演奏です。
1970年、フランスのTV局が撮影。

)

1980年代のワールド・ミュージックがブームになった時期なら
もっと反響があったでしょうね。
サウンドが10年早かった気がします。

もちろん、民族音楽の要素を取り入れたジャズやロックは、1960年代からあったのですが
サード・イヤー・バンドをロックやプログレの文脈で語るのは、無理がありますよね。

1971年にサード・イヤー・バンドは、
ロマン・ポランスキーの『マクベス』の映画音楽を担当します。

シェークスピアの『マクベス』をポランスキーが映画化。
しかも1969年にシャロン・テート事件があったばかりなので
話題作となりました。

YouTubeの映像は、オープニングシーンに「字幕」を足して編集しています。
冒頭の歌と演奏は、実際の映画では中盤で使われています。
サード・イヤー・バンドのメンバーが映画に出演し、
演奏しているシーンの音楽です。

)
by sunra-cloudy | 2014-03-13 00:20 | 音楽