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Walt Dickerson

ウォルト・ディッカーソン(1928年~2008年)。
ジャズ・ミュージシャンでヴィブラフォン奏者です。

ジャズのヴィブラフォン奏者で比較的知られてるのは、
オーソドックスなスタイルだと
ライオネル・ハンプトン、ミルト・ジャクソン
ポスト・バップだと
ボビー・ハッチャーソン、ゲイリー・バートン、デイブ・パイク
フリー・スタイルだと
カール・ベルガー、ギュンター・ハンペル
あたりでしょうか。

ウォルト・ディッカーソンはバップ・スタイルの後期にデビューしました。
その後、音楽シーンから姿を消し、
復帰後はフリー・スタイルの演奏をするようになりました。

まずは初期の代表作『To My Queen』(1962年)からタイトル曲。
ジャズのヴィブラフォン・アルバムとしても、代表的な一枚です。

共演者がかなり個性的な人たちです。
アンドリュー・ヒル/p
ジョージ・タッカー/b
アンドリュー・シリル/ds

アンドリュー・ヒルは、ポスト・バップを担った新主流派のピアノ。
ジョージ・タッカーは、バップ期から活躍し通好みのベース。
アンドリュー・シリルは、後にフリー・ジャズで大活躍のドラム。



ウォルト・ディッカーソンは1970年前後の約10年間、
音楽シーンから姿を消します。行方不明状態になりました。

そのディッカーソンを探し出し、シーンに復帰させたのが
ドラムのアンドリュー・シリルでした。

これは復帰後のアルバム。
サン・ラー/pとのデュオ・アルバム『Visions』(1978年)から。


by sunra-cloudy | 2014-04-25 22:41 | 音楽
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