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Don 'Sugar Cane' Harris

1950年台後半にデューイ・テリーと
ヴォーカル・デュオ「ドン&デューイ」でスペシャリティからデビューしました。
R&Bと言うかロックンロールと言えばいいのか、強力にシャウトします。

同じスペシャリティ所属であった、リトル・リチャードと似た感じがありますね。
ドン・シュガーケイン・ハリスはブルース・ヴァイオリンも弾きます。

ドン&デューイ



そのシュガーケイン・ハリスをバンドのゲストに呼んだのが
フランク・ザッパです。ザッパはR&Bの大ファンでした。
ジャズ・ロックの名盤『ホット・ラッツ』(1969年)で
シュガーケイン・ハリスのヴァイオリン・ソロが聴けます。




で、『ホット・ラッツ』の延長線上にあるのが、
ヨアヒム・ベーレントがプロデュースした、
『フィドラー・オン・ザ・ロック』 です。
発売はドイツのMPS、1971年。

ヴァイオリンとヴォーカルがシュガーケイン・ハリスで、
まさに本領発揮のアルバムです。
ビートルズの「エリナ・リグビー」をカバーしてます。




この時代ならではのジャズ・ロックですね。
メンバーが面白いです。
ベースのラリー・テイラーとギターのハーヴィ・マンデルは
ホワイト・ブルースバンドとして有名な、キャンド・ヒートのメンバーなのです。
3〜5分の曲を演奏していたように思われがちなバンドですが、
セッションや即興的な演奏も得意なバンドでした。
ま、キマリ過ぎてグダグダな音源も残ってますが。
by sunra-cloudy | 2013-11-30 08:43 | 音楽
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