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Hasaan Ibn Ali






昨日のバルド・ウィリアムズに続いて、無名のピアニストです。
発音がよく分かりません。
ハサーン・イブ・アリ、でいいのかな。

「Three-Four- vs. Six-Eight Four- Four Ways」
「Pay Not Play Not」
の2曲です。

収録アルバムは
『The Max Roach Trio, featuring The Legendary Hasaan Ibn』(Atlantic)
マックス・ローチのトリオになってますが、主役はハサーンです。
ベースはアート・デイビス。
1964年ニューヨーク録音。

ハサーンの経歴は不明です。
そして、この1枚のアルバムを残してジャズ・シーンから消えます。




英語サイトを見ても、この人の情報はほとんどありません。
いくつかの情報をまとめると、
1931年、フィラデルフィア生まれ、元の名前がウィリアム・ラングフォード。
地元では話題のピアニストだったようです。

ジョン・コルトレーンのバイオグラフィーに、
1955年にハサーンやテナー・サックスのオデアン・ポーペと共演した、とあります。
コルトレーンがマイルス・バンドに参加した年で、
この頃はフィラデルフィアを中心に活動していました。

オデアン・ポーペも、フィラデルフィアを拠点にしており、
ジェイムス・ブラウン、マービン・ゲイ、スティービー・ワンダーの録音に参加、
また、マックス・ローチがヨーロッパ・ツアーをしたさいのメンバーでもあります。
つまり、このポーペ経由で、
ハサーンのことがローチに伝わったんでしょうね。
(ケニー・ドーハムがローチに教えた、という説もありました)

2枚目のアルバムにはポーペが参加していたそうです。
ところが火災でテープを消失。
ハサーンのアルバムは1枚のみとなりました。

あるジャズ・ミュージシャンがハサーンのことを
「セシル・テーラー以前のセシル・テーラー」と言ったそうです。
分かりやすい言い方ではあります。

でも演奏スタイルは、ハービー・ニコルスに近いですよね。
セロニアス・モンクも連想します。
アルバムには「Hope So Elmo」という曲が入ってますから、
本人はエルモ・ホープのファンだったのかもしれません。
いずれにせよ、
タイム感覚に特徴がある、個性的なジャズ・ピアニストの名前が出てきます。
by sunra-cloudy | 2013-11-14 00:15 | 音楽
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